アイドリング不調、中高回転が吹けないという症状で入庫しました。

診断機で検査しましたが特に異常は見当たらず、燃圧も正常な為、エンジン本体を点検いたしました。

過去の整備履歴は、正規ディーラーさんでフルメンテナンスを行っていたようですが、

エンジンオイル（ロングライフ）を点検するとかなりドロドロ状態でした・・・。

エンジン内部が、焼けており、スラッジこびりついている状態です。

又、バルブを制御しているエキセントリックシャフトの回転に規定値外の抵抗があり、オイルの循環不良も発生しておりました。

バノスのソレノイドバルブは、つまり気味だった為、新品に交換。

新品と旧部品は、品質改善されております。

ロッカーアームもシャフトの圧力で変形してる可能性がある為に交換。

こちらも若干の品質改善がありました。

交換部品：エキセントリックシャフト、ロッカーアーム×8、
レバー×8、タペットカバーパッキン、シールフランジ、エンジンオイル×4L、オイルエレメント、洗浄剤

締め付けトルクを確認して、慎重に組み上げたら完了です。

オイル管理が悪いと、内部にスラッジ・カーボンが溜まり、燃費・出力低下、圧縮不良につながります。

こちらのお車は、走行71,000キロ　ディーラーのフルメンテナンスのはずなのですが・・・・・・・。