フロントテンションロッドのブッシュ切れ、ロアアームのブーツ切れです。
現車のブッシュは内部のオイルが完全に抜けてゴムが切れており、かなり劣化した状態です。
軽くブレーキングするだけでガクガクと車体全体がブレる状態でした。

今回はアームにブッシュが圧入されている状態のアッパーアームとロアコントロールアーム、スタビリンク（スタビロッド）を交換いたしました。

取付に関しては、チョッとしたコツがございますので、知識ある専門店へご依頼下さい。　

E39、E38など定番のリアアクスルのブーツ切れです。

アッパーコントロールアーム・ガイドアーム・ホイールキャリアとスイングアーム（ロアアーム）のボールジョイント・インテグラルアームなど。

ロアアームを脱着して、ホイールキャリアを繋いでいるインテグラルアームを脱着、次にスペシャルツールにてボールジョイントを脱着します。

新品のボールジョイントを圧入、インテグラルアームを組み付けていきます。

コントロールアーム・ガイドアームを取付けます。
ナットの締め付けについては１G状態で行い、ガイドアームの取付は変芯ボルトでキャンバー角を調整できるようになっております。

切れたブーツのみ汎用品に交換し装着している車輌を見かけますが、あまりお奨めできません。

ブーツが切れている状態のアームは、ボールジョイントが緩くなったり、アクスルキャリア側に止まるブッシュの弾力が弱く、ブッシュが圧入されているカラーが空回りする場合もあります。

このような状態だとBMW本来の走行フィーリングを維持することはできません。

足廻りは、純正及び、純正OEMメーカー（純正へ供給しているメーカー）品装着をお奨めいたします。