エンジン警告灯、エンジンブレ、エンジンが吹けないという症状で入庫しました。
診断では、４シリンダーのミスファイアとなっております。
しかし今回は全シリンダーともに問題なくスパークしておりインジェクターの故障と断定します。

低燃費、低エミッションを貢献した直噴エンジン（筒内直接燃料噴射）は高圧燃料ポンプによる高燃圧噴射のインジェクターが装備されてますが故障が多くなっております。
まずは、フュエールパイプなど交換に至るまでの部品を脱着いたします。

インジェクターの脱着は専用のSSTを使用いたします。
同時に、スパークプラグの点検も行います。

直噴エンジンは構造上、吸気系・シリンダー内には煤が発生します。
煤がインジェクターノズルに付着すると適正な燃料噴射ができなくなり吸気系にカーボンとなって蓄積し、エンスト・アイドリング不調などの症状が発生します。
因みに、BMW(弊社)ではガソリンに入れるだけでインジェクター、吸気バルブ、燃料室のカーボンやスラッジを強力に除去できるガソリン添加剤も販売してます。
予防の為に、定期的に添加してみてください。